2020－2021年度版　EYELA総合カタログ（20211001改訂版） 93-94(94-95)

1濃縮装置ガラスコーティング1濃縮装置ガラスコーティング薄膜式エバポレーター原理・使用例2低温・恒温水循環装置（チラー）3低温槽恒温槽4凍結・噴霧乾燥機5乾燥器電気炉6減圧装置7冷却トラップ装置8恒温器9振盪機10合成装置11撹拌機ガラス反応容器12定量送液ポンプ13液体クロマトグラフ14純水製造装置15培養装置滅菌装置16研究補助準備機器93https://ssl.eyela.co.jp●表示の価格には消費税は含まれておりません。Principle,use原理・使用例　薄膜式（フラッシュ）エバポレーター石油5.9％化学35.3％薬学・農学17.6％食品14.7％薬品・香料8.8％その他17.7％■使用分野■用途■ 熱影響を受けやすい物質並びに沸点の高い物質の精製・濃縮・脱色・脱臭・脱ガス■発泡性の高い物質の濃縮熱変性・発泡性のある、粘性の高い物質の濃縮に■薄膜式（フラッシュ）エバポレーターの原理と特長羽根羽根蒸発蒸発薄膜形成薄膜形成コントロールリング温水温水フラッシュエバポレーター　蒸発管部ジャケット（加熱部）ジャケット（加熱部）試料遠心力遠心力遠心力濃縮液遠心力回転軸回転軸熱変性物質の濃縮に注入口から供給された試料は加熱部に接触すると蒸発しながら下降して濃縮されます。この試料はすぐに加熱部から離れて回収されますので、熱のかかる時間が短く、濃縮液は非加熱状態です。熱によって分解しやすい熱変性物質（生体物質から抽出された活性物質、天然物、ビタミンなど）の濃縮に適しています。羽根蒸発蒸発試料が加熱、蒸発する部分温水温水ジャケット（加熱部）試料濃縮液回転軸発泡性物質の濃縮に薄膜を形成する働きをする羽根の遠心力により発泡を抑えます。発泡性の物質（牛乳、発酵液、生薬などの抽出液などの糖分、でんぷんを含む試料）の濃縮に適しています。羽根温水温水試料遠心力で発泡を抑える遠心力遠心力濃縮液回転軸濃縮例使用装置型式熱　源試料蒸発温度（℃）真空度（㎜Hg）留出液量濃縮液量結　　果黒糖水（5％）の濃縮MF-1000型温水循環60℃－26670mL／h260mL／h良好コーヒー（2％）の濃縮MF-1000型温水循環40℃－26310mL／h660mL／h良好スキムミルク（10％）の濃縮MF-1000型温水循環50℃－28430mL／h600mL／h若干発泡が強い界面活性剤の濃縮MF-10B型温水循環60℃1920500mL／h500mL／h液面計センサの位置調節により発泡防ぐ。良好加工豆乳への濃縮MF-10A型温水循環60℃3028660mL／h230mL／h良好醤油の中の揮発成分の回収MF-10A型温水循環60℃2312245mL／h770mL／h真空ラインにトラップをセットし揮発成分を回収。良好石炭液化物のアントラセン油の蒸留MF-10A型温水循環60℃202560g／h800mL／h良好生薬抽出液のエチルエーテルの回収前処理必要MF-10A型温水循環60℃2015300mL／h1500mL／h良好フラッシュエバポレーターの用途有機高分子化学物質の製造、精製溶解樹脂中のトルエンの除去ポリマーの不純物の除去ポリエステル中のモノマーの除去高分子ポリマー中の溶剤除去写真感光剤中の酢酸エチルの除去ポリエチレングリコール中の水分除去水系エマルジョンポリマーの濃縮ポリマー中のo-キシレン、m-キシレンの除去・回収製薬工業における薬品の製造、精製ツベルクリン溶液の濃縮生薬抽出液のエチルエーテルの回収抗生物質抽出液の濃縮油脂等の高粘物質の製造、精製潤滑油中のフルフラールの除去植物油脂抽出液の溶剤除去水ガラス＋PVA、4％含有の濃縮石炭液化物のアントラセン油の蒸留食品工業リンゴ果汁の濃縮ミカン果汁の濃縮米酢の濃縮ウイスキーシロップの濃縮タンパク質抽出液の濃縮スターチの濃縮カツオエキスの濃縮牛乳の濃縮卵白の濃縮お茶の抽出液の濃縮ハマチ肉エキスの抽出液の濃縮紹興酒の濃縮醤油中の揮発成分の回収バイオ関連菌体を除いた2次代謝物の濃縮組織培養液の濃縮その他界面活性剤の濃縮化粧液の濃縮濃縮すると粘性が高くなる物質に濃縮後、比較的粘性の高くなる試料（100〜3000cP以下）でも強制的に薄膜を形成していますから液の膜切れや、ドライスポット（濃縮中に部分的に乾燥して液面がなくなる現象）の発生がなく試料の焦付きもありません。羽根強制的に薄膜形成コントロールリング温水温水ジャケット（加熱部）試料濃縮液回転軸粘度の目安F-70型約 100cPMF-1000・10A・B型約1000cPF-150・200型約3000cP■フラッシュエバポレーターとロータリーエバポレーターの比較フラッシュエバポレーターロータリーエバポレータービタミン、果汁、医薬品原料などの熱による影響が大きい物質の濃縮○△食品、バイオ、医薬品関連を中心とした発泡性の高い物質の濃縮○△試料の連続注入、連続濃縮の対応○△自動注入・連続回収の対応○×濃縮中の粘度変化、物性の変化に対する濃縮条件の影響○△各種試料の濃縮中の突沸に対する対応○×凝縮液の還流、試料の逆流などによるコンタミの影響○△大量処理、処理スピードのアップ○○分解・洗浄・消耗品交換の利便性△○装置価格△○使用上のシステム構成（装置単体での使用）××※△一部注意が必要です。