SP総合 30-31(30-31)

27電気のまめ知識COMDCVVCOMBATVCOMDCVV同じ時間ダイオード大きさ＋−時間大きさ＋−直流時間時間大きさ大きさ＋−＋−交流脈流交流▲▲▲接続例COMDCAmACOMΩΩ電気の圧力です。電気機器を動作させる時は機器にあった電圧で動作させなくてはいけません。異なる電圧で動作させると故障や火災など、事故の原因になります。電圧の大きさを表す単位はＶ（ボルト）です。また､電圧を慣習的にＥやｅ､Ｖ､ｖで表すことがあります。乾電池は直流で1.5Ｖ。家庭のコンセントは交流で100Ｖです。●測定例豆電球にかかる電圧を測定しています。デジタルマルチメーター（DMM）のプローブは豆電球のリード線の両端（並列）にあてます。電気の流れの勢いです。電気機器が動作している状態によって変わってきます。数字が大きいとたくさんの電気(電子)が流れるので､注意して測定しないと事故などの危険性があります。電流の大きさを表す単位はA（アンペア）です。また､電流を慣習的にＩやｉで表すことがあります。●測定例豆電球に流れる電流を測定しています。デジタルマルチメーター（DMM）のプローブは2つの豆電球の間に（直列）にあてて測定します。電気の流れやすさです。数字が大きいと電気が流れにくくなります。例えば､凸凹の多い道ほど走りにくいのに似ています。抵抗の大きさを表す単位は（オーム）です。また､抵抗を慣習的にＲやｒで表すことがあります。●測定例豆電球の抵抗を測定しています。豆電球に電池など何も接続してない状態で豆電球のリード線の両端にデジタルマルチメーター（DMM）のプローブをあてて測定します。デジタルマルチメーター（DMM）で電池をチェックするためのレンジです。電池は実際に使っている時（電流が流れている時）と使っていない時（電流が流れていない時）では電圧が変わります｡そこで､実際に電池を使っている時のように電流を流して､電池の電圧をはかります。このBAT以外の直流電圧のレンジ（DCV）では電池の電流を流さないようにして、測っています。●測定例DMMのブローブを直接電池の端子にあてます。電気は2通りの流れ方があります。一つは直流と言って、いつも同じ方向へ流れ、大きさも、ほぼ一定です。｢DC｣や｢…｣とも表します。乾電池の電気の流れ方はこの直流です。もう一つは交流と言って、時間とともに大きさや流れる方向が変わります。｢AC｣や｢∼｣で表します。家庭用のコンセントの電気の流れ方は、こちらの交流です。電気を一方向だけに流す性質を持った電子部品がダイオードです。デジタルマルチメーター（DMM）でこのマークがついているものは電気を流す方向を調べる機能（ダイオードの極性：P/N）があります。※ご注意この抵抗測定のレンジのまま､電圧や電流を測るとDMMが故障しますので、抵抗測定のあと、別の測定をする場合は測定レンジをよく確認してください。電圧BAT（電池）テストリードを当てるだけで、直流電圧、交流電圧、抵抗の測定項目を自動切替、測定項目の設定が不要で、誤った測定を防ぐ、便利な機能です。RootMeanSquareの略語です。交流の値を「真の実効値」で指示していることを意味します。テスタでは直流に整流してから表示する関係上、測定波形に歪みがあっても、その正しい実効値を示すのが「真の実効値整流」方式となります。オートセレクト機能直流電流増幅率（ｈＦＥ）とは、ベース電流に対するコレクタ電流の比です。トランジスタ毎に大体の値が決まっています。このため、このｈＦＥ機能を使って測定することにより、ｈＦＥの概略値を知ると同時に、測定値が極端な値を示す場合は、トランジスタが不良と判断することができます。真の実効値測定機能（RMS）トランジスタhFE（直流電流増幅率）測定機能直流と交流電流抵抗導通（ダイオード）デジタルマルチメーター（DMM）では電線や電子部品が導通して（つながって）いるかどうかをチェックするためのレンジが｢導通｣で、  のような記号で通常は表されています。抵抗値が規定の数値よりも低くなるとブザー音などで導通していることを知らせます。この規定値はDMMの機種によって異なります。●測定例豆電球の導通をチェックする例です。右図のように電球が切れていると、ブザーは鳴りません。周波数交流は、時間と共に大きさや流れる方向が変わります。その一秒間当たりに変化する回数を周波数と言います。一般の家庭用の電気は東日本では1秒間に50回の周期で変化します。この1秒間当たりの周期の数が周波数で、この単位はHz（ヘルツ）で表します。周波数を慣習的にｆで表すことがあります。変圧器分電盤引込み線CAT.Ⅳ屋内配線CAT.Ⅲコンセントコンセント電力メータ↑CAT.ⅠCAT.ⅡトランスCAT.Ⅰ コンセントから電源変圧器を経由した2次側の過電圧制御がされている回路CAT.Ⅱ コンセントに接続する電源コード付き機器の1次側CAT.Ⅲ 直接分電盤から電気を取り込む機器の1次側及び分岐部からコンセントまでの回路CAT.Ⅳ 引き込み線で使用される電気計器及び1次過電流保護装置危険測定区域工業用電力ラインは電源電圧の数倍のインパルス状のノイズを含んでいます。このような電力ラインを測定する場合は重大な事故を生じる可能性があります。屋内の分電盤や安全装置より内側の屋内配線（CAT.Ⅲ）やコンセントに接続した先（CAT.Ⅱ）もしくはコンセントからトランスなどを経由した機器内の2次側電気回路（CAT.Ⅰ）においてデジタルマルチメーター（DMM）を使うことができます。ただし、CAT.Ⅰ∼CAT.Ⅲ区域でも安全上､250V以上の工業用電力ラインでは測定を行わないでください。また、安全装置の入ってないラインでの測定は行わないでください。※CAT.の区域は国際安全規格IEC61010や国内のJISC1010で定められる安全規格です。ヒューズある一定以上の電流が流れると､電流によって発生する熱のため溶けて断線する電子部品です。通常、電流の流れ過ぎること（過電流）によって装置が壊れるのを防ぐために使われます。デジタルマルチメーター（DMM）にも機器の保護のため入っています。測定レンジを間違えたり（例えば電流測定レンジで電圧を測定）するとヒューズが切れて、測定できなくなります。精度（確度）の読み方現在測定中の表示値、すなわち測定器が現在、指示または表示している数値を表します。デジタル測定器の最小表示単位です｡1dgtとはデジタル表示部の最小桁の｢1｣を表します。dgtを略して単にdと表すこともあります。例えば､デジタルマルチメーター（DMM）の誤差限界として仕様に、200Vレンジにおいて精度（確度）が±（2%rdg±2d）のDMMで電圧を測定して、表示が100.0Vの場合、誤差は±（2V＋0.2V）となります。・rdg（読み値､表示値､指示値）・dgt（分解能）COMΩCOMΩブ∼OKNG▲切れた電球（ ）デューティ比測定機能デューティー比とは一定周期の中で現象が継続する割合です。τT時間振幅0ここでτは、関数がゼロでない期間。Τは、関数の周期。デューティ比D=τT