Corning Life Sciences Product Selection Guide K40-K41(218-219)

概要

  1. ガラス
  2. 参考資料
  1. K40
  2. K41

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ガラスガラスK40www.corning.com/jp/lifesciences容器を加熱し続けると、割れる可能性があります。高温のガラス製品を低温または濡れた卓上に置いたり、低温のガラス製品を高温の卓上に置いたりしないでください。ガラス製品が温度変化により破損する可能性があります。腐食、クラック、欠け、刻み目、擦り傷などがあるガラス製品は、加熱しないでください。一層壊れやすくなっています。ボトルやジャーなど、肉厚のガラス製品は、直火にかけないでください。電気による発熱体で直接ガラス製品を加熱しないでください。ガラスに過度の応力が発生し、これにより破損するおそれがあります。加熱中は、どの容器も中を見おろさないでください。反応によって内容物が飛び出すことがあります。熱源を扱う際には、実験用マニュアルまたは製品マニュアルを必ず確認してください。超低温フリーザー(-70°~-150℃)からガラス製品、特にボトルを取り出す際には、熱衝撃やクラックを防止するため特に注意してください。もっとも良好な結果を得るためには、融解が始まるまで冷たい流水でボトル全体を直ちに水洗いしてください。決してフリーザーから直接、温かいウォーターバスにボトルを入れないでください。ブンゼンバーナーブンゼンバーナーを調節して大きなソフトフレームにしてください。緩やかでより均一に加熱できます。均一な加熱は、一部の化学反応にとっては極めて重要な要素です。炎が液面より下でガラスに触れるように、ガラス製品を保持しているリングスタンドやクランプを調節してください。液面より上を加熱しても、溶液の加熱はまったく促進されず、かえって熱衝撃を引き起こし、容器を破損させるおそれがあります。セラミックが中央に取り付けられた金網をリングに置けば、バーナーの炎を拡散させて、より均一な加熱が可能になります。試験管は回転させて、特定の一カ所の過熱を避けます。均一な加熱は、実験にとって極めて重要である場合があります。液体はすべてゆっくりと加熱してください。急速に加熱すると突沸することがあり、その結果、溶液が飛散する危険性があります。オートクレーブオートクレーブは、装置、ガラス・プラスチック製品、溶液・培地などの滅菌や、生物学的廃棄物の除染などに広く使用されています。オートクレーブは物理的ハザード(例えば熱・蒸気・圧力)があるため、確実に安全に使用するためには、細心の注意を払う必要があります。オートクレーブにはそれぞれ独自の特性や動作要件があります。いかなるオートクレーブであっても、最初に使用する前に、そしてその後も必要に応じて、取扱説明書を読み込んで理解するようにします。また、所属機関のオートクレーブに関する安全規定にはすべて従ってください。コーニングでは、理化学用ガラス製品のオートクレーブに際し、以下の安全基準を推奨しています。◗腐食剤(酸、塩基、フェノールなど)、溶媒や揮発性物質(エタノール、メタノール、クロロホルムなど)、または放射性物質は、絶対にオートクレーブしないでください。◗オートクレーブの高温高圧による負荷に対して比較的耐久性がある、PYREX®ガラスなどのホウケイ酸ガラス製品のみを使用します。◗製造元の推奨事項に従って、オートクレーブへ適切に積み込みます。◗個々のガラス製品は、棚やラック上の耐熱性プラスチックトレイか金属トレイの中に配置し、絶対にオートクレーブの底部や床面に直接置かないでください。◗プラスチック製キャップ、チューブやその他のアイテムをすべて検査して、ガラス製品とともに、確実に安全にオートクレーブされるようにします。◗トレイに0.6~1.2cmまで水を注ぎ、ガラス製品がムラなく加熱されるようにします。◗ガラス製品に滅菌する液体を入れる場合、半分までにします。オートクレーブする液体の容量を考慮してください。1Lの液体を含む2Lのフラスコの場合、それぞれ250mLの液体を含む500mLのフラスコが4本の場合よりも滅菌時間は長くなります。◗大量の液体をオートクレーブする際には、試運転を行って、液体が121℃になることを確認します。液体を入れた容器の中央部に細線状のオートクレーブ用温度計を吊るして、到達した最高温度を記録します。次いで、オートクレーブ運転後、その値を確認します。温度が低すぎる場合、運転時間を長くするか、容量を減らす必要があります。◗大型で重量のあるガラス製品(3L以上のスピナーフラスコや、5L以上のボトル・カーボーイなど)は、オートクレーブで滅菌する場合、内部に少量の蒸留水を入れて、蒸気を発生させてください。◗加圧中にボトルが砕け散るのを防ぐため、装置に入れる前に、液体が入っている容器のキャップを完全にゆるめてください。液体をオートクレーブする場合は、必ず、排気や液体冷却サイクルをゆっくり行い、液体が吹きこぼれて内容量が減ることのないようにします。◗液体が入った密封容器は、絶対にオートクレーブしないでください。サイクル中や容器の開封時に、過熱状態の液体・蒸気が爆発的に吹き出すことがあります。◗サイクル終了後、オートクレーブの扉を開ける際には、耐熱手袋を装着します。オートクレーブからアイテムを取り出す際には、最低限、ゴム製エプロン、ゴム製袖カバーおよび耐熱手袋を装着してください。◗乾燥したガラス製品は、5分待ってからオートクレーブより取り出します。液体が入ったガラス製品については、10分から20分待ちます。液体の容量が多いほど、待つ時間が長くなります。あまりに早く取り出すと、沸騰状態の液体が容器から溢れ、作業者がやけどをすることがあります。◗容器のキャップは、オートクレーブ直後に締めないでください。容器内の蒸気が冷却されて真空状態となり、キャップや容器が砕け散る可能性があるためです。大きな容器ほど特に重要です。◗熱衝撃を避けるために、高温の液体が充填されたボトルを、冷湿状態の、または金属製の卓上に置かないでください。高温の液体が入っているボトルは、移動する前に冷却させるのが安全です。混合と撹拌容器の内面の擦り傷を防止するために、ガラスまたは金属製の撹拌棒にゴム製のスクレーパーをつけたものか、またはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の棒を使用してください。
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ガラスガラスK41www.corning.com/jp/lifesciencesシリンダー内部で硫酸を水と混ぜないでください。反応熱によって、容器の底面が破損するおそれがあります。メスフラスコなど薄手のガラス製容器の内部で、溶液を高速で混合するために大きなスターラーバーを使用する際には、注意してください。撹拌中にスターラーバーが外れると、容器が壊れるおそれがあります。ストップコックの使用ビューレットや分液ロートのガラス製ストップコックは、固着を防止するために頻繁に潤滑してください。ストップコックが固着した場合には、理化学用品店で販売しているストップコックリムーバーを使用してストップコックを外す必要があります。標準的なテーパージョイントには、通常2種類の潤滑剤が使用されます。(a)ストップコック用の炭化水素系グリースが最も広く用いられています。このグリースは、アセトンなどたいていの理化学用溶剤で簡単に除去できます。(b)炭化水素系グリースは非常にとれやすいので、高温や高真空用途にはシリコーン製のストップコック用グリースがしばしば好まれます。このグリースは、塩素系溶媒を用いて容易に除去することができます。コーニングでは、3種類のストップコックを提供しています。PYREX®ガラス製ストップコック記号のついた汎用PYREXガラスストップコックは、1:10でテーパーがつけられ、ASTME-675に規定されているとおりに仕上げられています。このストップコックは、中までガラスでできた共通のストッパーを備えています。また最小限の漏れで10-4トール(mmHg)までの真空状態で安全に機能します。PTFE製ストッパーを有するPYREXガラス製本体のストップコックこの汎用ストップコックには記号が表示されていて、1:5でテーパーがつけられ、ASTMの規定どおりに仕上げられています。潤滑剤を必要としないので、グリースによる汚染が問題となる場合の用途に最適です。摺合せジョイントとストップコックの接続と分離ストップコック、摺合せジョイント、ガラスまたはポリマー製のストッパーを備えたガラス製品を長期間使用しない場合には、固着を防止するために分離した状態にしておくことが得策です。ジョイントのグリースを除去してください。PTFE製のストッパーとストップコックはいくらか緩めておく必要があります。保管と再利用を容易にするために、摺合せジョイント面の間に薄い紙片をはさみます。摺合せジョイントが固着した場合には、通常以下の手順で外します。ジョイントを作りたての炭酸液(ソーダ水)の入ったガラス容器内に浸漬します。液が摺合せ面間に浸透するのがわかります。摺合せ面が濡れたら(5~10分漬けておきます)、ジョイントを取り出して水道水ですすぎます。余分な水を拭き取ります。次にブンゼンバーナーの炎を弱めて、ジョイントを炎の上で15~20秒間回転させて、雌型ジョイントの側壁を軽く温めます。(ジョイントを炎にかざす前に、内側の表面の50%は濡れていることを確認します。)炎から外し、手指の保護に注意しながら2つの部材を軽くひねって分離させます。分離しない場合には、この手順を繰り返します。この方法でジョイントを分離する際には、決して力ずくで行わないでください。ガラスストッパー付きボトルやフラスコにはアルカリ溶液を保存しないでください。固着する可能性があります。当社では、ジョイントの上部全周に、ストップコック用のコーティングその他グリースを薄めに塗布することを推奨します。ほんの少量を塗布し、装置の内部に接触するジョイント部分にはグリースがつかないようにしてください。標準的なテーパージョイントには、通常3種類の潤滑剤が使用されます。(a)炭化水素系グリースが最も広く用いられています。このグリースは、アセトンなどたいていの理化学用溶剤で簡単に除去できます。(b)炭化水素系グリースは非常にとれやすいので、高温や高真空用途にはシリコーングリースがしばしば好まれます。このグリースは、塩素系溶媒を用いて容易に除去することができます。(c)長時間の還流や抽出反応には、グリセリンなど、水溶性で有機溶媒には不溶性のグリースが適しています。グリセリンは水で洗い落とせます。ゴム栓の使用密閉する容器開口部に、ほぼ半分の深さでぴったり合うゴム栓を常に使用するようにしてください(表3)。ガラス管をゴムストッパーやフレキシブルプラスチックチューブに差し込もうとする際には、チューブとストッパーの両方を、グリセリンまたは水で濡らしてください。注意:ガラス管を切断または挿入する際には、必ずタオルまたは革手袋で両手を保護してください。管を取扱う際には、動きを制限するために、両肘を体に近づけた状態で保持してください。可能な場合には常に、ガラス管を押し込むのではなく、引いて差し込んでください。ガラス管の加工されていない端は、フレキシブルチューブに差し込んだりストッパーに挿入したりする前に、熱加工してください。ゴムストッパーから温度計を外せなくなった場合には、温度計を壊すリスクを冒すよりも、ストッパーを切り裂く方が得策です。表3.ゴムストッパーの選択(測定値は、すべてmm単位です)ストッパーの番号(米国式表示)直径長さ適合する開口部頂部底部外径内径00012.78.22110~128.2~100015102512~1510~13017132516~1813~15119142519~2015~17220162520~2116~18.5324182522~2418~21426202525~2620~23527232527~2823~255½28242528~2925~26632262529~3026~276½34272530~3427~31.5737302535~3830~34841332538~4133~37945372541~4537~411050422545~5042~4610½53452548~5145~471156482552~5648~51.511½63502557~6151~561264542562~6454~591368582564~6858~631490753980~9075~8515103833992~10083~95

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