Corning Life Sciences Product Selection Guide E14-E15(102-103)

細胞外基質、生物学的コーティング表面、およびパーミアブルサポートインサートECMBioCoatパーミアブルサポートE14www.corning.com/jp/lifesciencesコーニングのサイトカイン、増殖因子、培地添加物のポートフォリオでは、対象となる細胞の増殖や分化を引き起こすタンパク質製品を豊富に取り揃えています。◗高い生物活性を有する、高度に精製された増殖因子（バイアル入り）◗高度に精製された、多様な天然および組換えリンホカイン◗お客様が選択した培地に添加/再溶解するための、濃縮した培養サプリメント◗より明確に規定された低血清または無血清条件下で、細胞を増殖させますサイトカインは、主に免疫系細胞に影響を及ぼすシグナル伝達分子または細胞内メディエーター（タンパク質、ペプチド、および糖タンパク質）の一種ですが、免疫系以外でも様々な種類の細胞に影響を及ぼします。サイトカインは、特殊な分泌腺ではなく多種の組織または細胞で産生されるという点において、古典的なホルモンとは異なります。サイトカインが細胞に作用すると、様々な結果が生じます。サイトカインの中には、細胞増殖を引き起こすものや異なる細胞種の間で走化性をもたらすもの、あるいは細胞死さえも引き起こすものがあります。サイトカインと増殖因子は、その構造と作用機序において類似しています。両方とも細胞に結合し、シグナル伝達経路のトリガーとなります。また、その多くが複数の細胞内シグナル伝達物質を共有しています。増殖因子は、非造血細胞の表面にある受容体に結合するタンパク質です。それぞれの増殖因子ファミリータンパク質は、神経成長因子（NGF）は神経細胞に、上皮成長因子（EGF）は上皮細胞に作用するなど、特定の種類の細胞に対して作用します。これらの製品を用いることにより、お客様の細胞株を無血清条件で培養するために要する培地の最適化が可能となります。お客様のアプリケーションに適した増殖因子やサイトカインを選択することが重要であり、多くの場合、既存のプロトコールや実験、またはこれまでの経験に基づいて選択が行われます。増殖因子の作用機序に関する研究は、これまでにも活発に行われてきましたが、今後も継続されるものです。細胞株の中には分化または増殖のために特定のサプリメントを必要とするものがありますが、そういったサプリメントには一般的な増殖用サプリメントもあれば、極めて限定的な増殖因子もあります。Corningサイトカインサイトカインは、細胞培養における長期間増殖の促進や、様々な種類の細胞の細胞媒介性免疫応答の誘導に用いられます。カタログ番号製品名容量保管温度メーカー希望小売価格（円）354043IL-2（ヒトリコンビナント）10,000BRMPユニット70℃22,800354040マウスIL-3カルチャーサプリメント25mL2∼8℃32,800Corning増殖因子増殖因子は、細胞培養での長期間増殖の促進や、無血清あるいは低血清条件下での様々な細胞の分化誘導に用いられます。カタログ番号製品名容量保管温度メーカー希望小売価格（円）354060bFGF（ヒトリコンビナント）10µg20℃30,400354052EGF（ヒトリコンビナント）100µg2∼8℃24,000354001EGF（マウスナチュラルカルチャーグレード）100µg2∼8℃20,300354010EGF（マウスナチュラル、レセプターグレード）100µg2∼8℃24,100Corning®サイトカイン、増殖因子、およびその他の培地添加物