Corning Life Sciences Product Selection Guide H32-H33(150-151)

概要

  1. リキッドハンドリング
  2. 参考資料
  1. H32
  2. H33

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リキッドハンドリングリキッドハンドリングH32www.corning.com/jp/lifesciencesヒント集流量ろ過率にはMWCO、孔隙率、サンプル濃度、粘度、遠心力、および温度を含む複数のパラメーターが影響を及ぼします。固形物が5%を超える場合は遠心時間は大きく伸びます。4℃で操作する場合の流量は25℃の場合よりも約1.5倍遅くなります。50%グリセリンなど高粘度の溶液は、主にバッファーから構成された溶液よりも最長5倍程度の時間を要します。事前洗浄スピン・エックスUFに装着されているメンブレンには、微量のグリセリンとアジ化ナトリウムが含まれています。これらが分析に影響を及ぼす場合には、バッファーまたは脱イオン水をスピン・エックスUFに通すことにより洗浄が可能です。検体溶液を処理するに先立って濾液と濃縮液を他に移してください。事前に洗浄したスピン・エックスUFを直ちに使用しない場合、バッファーまたは水でメンブレン表面が覆われている状態で冷蔵庫に保管してください。メンブレンが乾燥しないようにしてください。ポリエーテルスルホンメンブレンの滅菌ポリエーテルスルホンメンブレンは高温に暴露されるとMWCOが大きく増大するためオートクレーブは避けてください。滅菌には70%エタノールまたは滅菌ガスを使用してください。最大限の溶質を回収する溶質を最大限に回収することが最も重要な場合、特にマイクログラム単位の溶質を扱う場合、以下の点に留意することをお勧めします。◗サンプルの量に合った範囲で最も小さなスピン・エックスUFを使用してください。またスピン・エックスUFの高速性を活かし、より小型のスピン・エックスUFに繰り返し濾液を注入することも検討してください。◗用途に適した最小のMWCOメンブレンを選択してください。◗利用可能な場合にはアングルローターではなくスイングバケットローターを使用してください。これにより遠心中に溶液に接するスピン・エックスUFの表面積を少なくすることができます。◗遠心力は最大推奨値(表10)の約半分程度としてください。◗過剰な遠心を避けてください。最終的な濃縮液の量が少ないほど完全に回収することも難しくなります。可能なら最初に回収した後、バッファー1滴または2滴で洗浄した後に再度回収してください。◗スピン・エックスUFを事前に一晩、蒸留水に希釈した5%SDS、Tween20、またはTritonXなどの界面活性剤溶液により処理してください。使用前には完全に洗浄してください。表10最大推奨遠心力コンセントレータースピン・エックスUF500スピン・エックスUF6スピン・エックスUF20最大遠心力–スイングローター5,000∼50,000MWCOPES使用不可4,000xg4,000xg>100,000MWCOPES使用不可4,000xg4,000xg最大遠心力–アングルローター5,000∼50,000MWCOPES12,000xg8,000xg6,000xg>100,000MWCOPES12,000xg6,000xg6,000xg表11耐薬品性*(2時間接触、適合pHレンジ:pH1∼9)酢酸(25.0%)1乳酸(5.0%)1アセトン(10.0%)3メルカプトエタノール(10mL)1アセトニトリル(10.0%)3メタノール(60%)2水酸化アンモニウム(5.0%)2硝酸(10.0%)1硫酸アンモニウム(飽和)1フェノール(1.0%)2ベンゼン(100%)3リン酸バッファー(1.0M)1n-ブタノール(70%)1ポリエチレングリコール(10%)1クロロフォルム(1.0%)3ピリジン(100%)2ジメチルホルムアミド(10.0%)2炭酸ナトリウム(20%)2ジメチルスルホキシド(5.0%)1デオキシコール酸ナトリウム(5.0%)1エタノール(70.0%)1ドデシル硫酸ナトリウム(0.1M)1エチルアセテート(100%)3水酸化ナトリウム3ホルムアルデヒド(30%)1次亜塩素酸ナトリウム(200ppm)2蟻酸(5.0%)1硝酸ナトリウム(1.0%)1グリセリン(70%)1スルファミン酸(5.0%)1グアニジン塩酸塩(6M)1テトラヒドロフラン(5.0%)3芳香族炭化水素3トルエン(1.0%)3塩化炭化水素3トリフルオロ酢酸(10%)1塩酸(1M)1Tween20(0.1%)1イミダゾール(500mM)1TritonX-100®(0.1%)1イソプロパノール(70%)1尿素(8M)1*1=最適、2=用途によっては適するが、使用前に試すことを推奨、3=使用不可薬品耐性スピン・エックスUFは生物学的液体と水溶液を用途として設計されています。薬品耐性の詳細については表11を参照してください。
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リキッドハンドリングリキッドハンドリングH33www.corning.com/jp/lifesciencesCorning®の各種プラスチック製品の特性ポリスチレンポリエチレン(高密度)ポリプロピレンポリカーボネートナイロンPTFEPET物理的特性基本的特性生物活性なし硬度が高い透明度が高い生物活性なし耐薬品性が高い生物活性なし耐薬品性が高い強度に優れる透明、強度が高い活性なし高温耐性あり強度が高い、耐熱性あり機械で加工が可能蒸気の透過性が高い生物活性および化学的活性なし耐薬品性が高い、滑らかな表面生物活性なし硬度が高い強度に優れる透明度が高い透明度透明不透明半透明透明不透明不透明透明オートクレーブ溶ける変形のおそれがある数回耐性あり一回耐性あり可能可能溶ける熱変形温度64∼80℃121℃135℃138∼143℃150∼180℃121℃70℃燃焼速度遅い遅い遅い自己消火性自己消火性不燃性―試薬の影響弱酸影響なし影響なし影響なし影響なし影響なし影響なし影響なし強酸酸化性酸により影響を受ける酸化性酸により影響を受ける酸化性酸により影響を受ける影響する恐れあり影響あり影響なし酸化性酸により影響を受ける弱アルカリ影響なし影響なし影響なし影響なし影響なし影響なし影響なし強アルカリ影響なし影響なし影響なし徐々に影響あり影響なし影響なし影響を受ける有機溶媒塩素化芳香族炭化水素に可溶80℃以下では耐性あり80℃以下では耐性あり塩素化炭化水素に可溶一部の芳香族に可溶耐性あり耐性あり芳香族、塩素化炭化水素に可溶薄膜製品でのガス透過性*O₂低い高い高い非常に低い非常に低い―非常に低いN₂非常に低い低い低い非常に低い非常に低い―非常に低いCO₂高い非常に高い非常に高い低い――低いこの表はModernPlasticsEncyclopedia中の表からの抜粋です。データの大部分はA.S.T.M.法による試験に基づいています。この表では平均値または程度を示します。製造業者、添加物、試験施設、具体的な作業条件によって特性は異なります。*ガス透過率(CC100sq.inchesper24hrs.mil.)の表より

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